地震への備え〜子どもとママの命を守る地震後の行動マニュアル〜

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困ってるママ

パパが仕事でいない時に地震が起きたら、私1人で子供も守るなんてできるかしら…

子どもとママしかいない時に、突然の地震。

頼れる人のいない状況で我が子を守らないといけない状況で、ママはどんな行動をすればいいのでしょうか。

地震が起きた直後は、冷静で的確な判断とスムーズな行動が大切です。

それを地震の揺れの恐怖の中でしなければなりません。

パンダック

地震は突然のことで誰しもパニックになってしまうよ。
1人で子供も守らなきゃとなると、不安も大きいよね。
だからこそ、地震に対する備えと、いざという時の行動を知っておくことが重要だよ。

少しでも落ち着いて行動するためには、備蓄品を見直したり、家具を固定したりの地震への備え、そして、地震が起こった時にどうするかイメージしておくことが大切なのです。

今回は地震が発生してから直後の行動マニュアルを伝えていきます。

この記事を読んでわかること

  • ママが取るべき、地震発生後の行動マニュアル
目次

地震が起きた時「自分と子どもの命が最優先」

日本では、大きな地震が何度も起きており、実際に経験した人もいるでしょうし、

地震の恐ろしさを知らない人はいないでしょう。

地震によって家が倒壊したり、津波や土砂崩れが起こったりと、地震は起こった瞬間だけではなく直後にも危険があります。

最初の大きな揺れ、そしてその後の行動を誤れば、命の危険にされされてしまいます。

激しい揺れで恐怖の中、思考は停止し、体はこわばって動けない。

でも地震発生直後、あなたと子どもの命を守れるのはあなただけなのです。

勇気を出してください。

私達は現場活動の中で、命を守り切る強さをたくさん見てきました。

あなたにもきっとできます。

自分と子どもの命を最優先と心に強く刻み行動してください。

地震が起きたら、まずは身を守る行動を

地震が発生したら、少しでも物が少ない場所で頭を守り、揺れが収まるのを待つことが何より大事です!

避難について、避難訓練でもよく聞かれてよく答えるのが、

避難に絶対はないということです。

地震の規模や家の状況、周辺の地理状況によって、取るべき行動は変わってきます。

しかし、最初に取る行動はこの1つです。

必ず覚えておいてください。

数年前まで避難訓練では、まず火を消しましょうと教えていました。

しかし、揺れの中で火を消すのは火傷などのリスクがかなり高く、危険です。

そのため、今では火を消すようには伝えていません。

ガスなどは、大きな揺れがあると、ガスの元栓が勝手に閉まる仕組みになっていたり、ヒーターや石油ストーブなども揺れたり、倒れたりすると火が自動的に消えるようになっています。

火の始末は、揺れが収まり、安全を確保した上で行うことを覚えておいてください。

身の安全が何より優先です。

子どもが近くにいる時の、子どもの守り方

地震が起こった時、子どもが近くにいる場合は、窓の近くや照明の下を避け、倒れてくる物がない場所に、一緒に素早く移動しましょう。

抱っこできるならすぐに抱っこして避難です。

そして、上記のイラストのように子どもを自分の体で覆い被さり、お尻を抱き抱えて守ってあげてください。

こうすることで激しい揺れでも子どもが自分から飛び出すことなく、守ってあげることができます。

ママ自身も体をしっかり丸めて、クッションでもなんでもいいので頭を守るようにしてください。

突然の大きな揺れで、泣き出したり、覆い被さられるのを嫌がるかもしれないけど、命を優先して守ってあげてね。

子どもが違う場所にいる場合は、丸まれと叫んで、自分の命を守る行動を

同じ家にいても、必ずしも子どもが近くにいる場合ばかりではありません。

そんな時に地震が起こってしまったら、心配で心配で思わず子どものところに駆けつけたくなります。

しかし、激しい揺れの場合は「丸まれ」と大声で叫び、自分の身の安全を確保してください

なぜなら、あなたが生きていなければ、子どもを守ることができないからです。

とにかく命を最優先し、揺れが収まったら、子どもの元へすぐに駆けつけましょう。

緊急時に備えて、訓練しておいてもらえるなら、子供に伝わりやすい「ダンゴムシ」や「ハリネズミ」と決めておくのもいいでしょう。

保育園や幼稚園でも「ダンゴムシ」のポーズと教えてるとこもたくさんあるよ。
教えられているか確認しておこうね。

知らないようなら、避難訓練の話と一緒に遊びを通じて教えておくのも効果的です。

丸まれには、いくつか不安要素があります。

・子供の手では、頭を守りきれない
・前が見えない

といったことになります。

そのため、家を普段から物が落ちてこない安全な状態にしておくことが何より大事です。

物が落ちてこなければ、動く必要もなく、転倒してケガをしない丸まるといった行為が安全のためのベストになるでしょう。

地震の揺れがおさまったらまず最初にやるべき行動

大きな揺れがおさまり、ホッとすると同時に、家の物が散乱したり、倒れたりに放心状態になったり、子供を抱きしめて泣きたくもなるかも知れません。

しかし、まだ完全に安全になったとは言えません。

グッと堪えて次の行動を行ってください。

まずは、大きな異変がないか、冷静に見極めてください。

どこから何かが崩れるような音が聞こえるなどの危険を感じた場合は、とにかく家から飛び出てしまってください。

パンダック

倒壊や火災は起きる時、何かしらの前兆がある可能性が高いよ。
ちょっとでも違和感を感じたら、すぐに行動してね!
とにかく家から避難して、なにもなければ戻ればいいからね。

安全が確認できた後の6つの初期行動

倒壊や火災の危険性がないと思ったら、初期行動を一つずつ着実に行っていきましょう。

  • 靴かスリッパを履く
  • ドアを全て開ける
  • 子供のメンタルケアと頭部保護
  • 電気・ガスを完全に止める
  • 避難所に行くか、自宅避難をするかの情報収集
  • 避難準備

この順番はあくまで基本の順番だよ。
子供や家の状況、緊急度に合わせて、効率よく素早く行動してね。

1.靴・スリッパを履く

地震の揺れの影響で家の中が散乱しています。

普段から割れるものが全くない場合は省略しても構いませんが、そうでなければ素早く何か履物を履いて足が怪我をするのを防いでください

これを第一にしてもらいたいのは、これから避難する上で足の怪我は致命傷になります。

地震が起きると救急車はなかなか来ません。

また避難所に避難する場合にも大きな障害になります。

もし近くに何もなければ、応急的にタオルなどを足に巻くだけでもいくらか小さなガラスなどは防げるので、家の散乱状態に合わせて検討してください。

パンダック

特に夜だと、暗くて見えなくて、ケガする可能性が高くなってしまうよ。
寝室に厚手のスリッパを置いておくといざいう時に役に立つよ。
厚手のスリッパを使ってないなら、購入も検討して欲しいな。

2.自宅内の避難経路の確保

玄関までのドアは全て開けて、避難経路をすぐに確保してください

余震が続いたり、建物が徐々に壊れたりとドアが変形し、開かなくなる可能性があるためです。

マンションやアパートの場合は、ベランダから避難の可能性もあります。

子どもが小さい場合の避難は、危険で困難です。

近隣住民に助けを求めてください。

パンダック

避難できる場所は玄関だけだと思わないでね。
ベランダや、窓からだって避難できることもあるはずだよ。
慌てると、避難できるのが玄関だけだと思ってしまうから冷静に出れる場所を判断してね。

3.子どものメンタルケアと頭部保護

地震による恐怖で不安になっている子どもを安心させてあげると共に、子どもに何かしらの頭をカバーできるものを着けてあげたり、持たせるようにしましょう。

メルメットが理想ですが、ない場合はクッション等でも構いません。

また靴があれば履かせましょう。

パンダック

自転車用のヘルメットが近くにあるなら、ヘルメットを被せてあげて!
ヘルメットもクッションもないようなら、帽子でも厚手のバスタオルでもいいよ。
とにかく頭を少しでも守れるようにしてあげて。

赤ちゃんやまだ小さいお子さんの場合は、抱っこ紐で体にしっかり固定してあげてください。

行動する場合に、身軽な方がいいですが、赤ちゃんや小さいお子さんの場合は、離れてしまうと不安で動きにくくなってしまいますので、年齢にあった方法をとってください。

おんぶは子どもの様子がみれなかったり、背中は無防備になりやすく、子どもをケガさせてしまう恐れがあります。

また抱っこの場合、もしも再度揺れが起こった時に、上記で説明した子どもに覆い被さることもできるので、おんぶより抱っこの方が安全です。

4.電気・ガスを完全に止める

地震で一時的に停電になっていて、電気が復旧した際に、火災が起こる場合があります。

夜間の場合は、電気を使いたくなるでしょうが、確認してからにしてください。

特にヒーターなどが燃えやすいものに接触していることもあるので十分注意しましょう。

ガスの元栓も同様です。ガスは地震直後にまず使うことはないので、完全に切っておきましょう。

そのままにしてると、通電火災といって、停電から復旧して火災が起こることがあるんだ。
阪神大震災や東日本大震災でも通電火災がたくさん起こってるよ。
もし電気やガスを再度使うときも、必ず異常がないか確認してね。

5.避難場所に行くか、自宅避難をするかの情報収集

ラジオ・TV・スマホで、地震の規模や被害情報を確認しましょう。

特に、津波や土砂崩れは自宅の立地条件に合わせてしっかり見ておきましょう。

津波や土砂崩れの危険があるようなら、すぐに避難するようにしてください。

緊急で避難しなければいけない上に、子どもも引き連れての避難になるので最小限の荷物で避難しましょう。

命の危険が及ぶような緊急時は、手ぶらでも命を優先して避難してください。

スマホでのネット検索は繋がりにくい場合も多いので、なるべくラジオやテレビで確認しよう。

SNSの情報は間違ってる場合やフェイクニュースがあるから、必ず自治体や気象庁などの災害情報を見るようにしてください。

家の被災状況が軽微であったり、津波や土砂崩れの心配がない場合は、子どもを連れて避難所に行くよりも、パパの帰宅や両親の助けを待つ方が安全な場合もあります。

ただし、地震は一度で終わるばかりではありません。

大きな余震が来ることを考えて、子どもと離れない・落ちてくるものがないところで過ごすことを忘れないようにしてください。

また、避難所に遅れていくと、場所によってはスペースが空いていない場合もあります。

赤ちゃんがいる家庭でオムツやミルクがない場合は、避難所の方が支援を受けられる可能性は高いので、自宅の備蓄で判断して自宅か避難所かを選ぶ場合もあります。

災害時に携帯で連絡は取りにくくなりますが、連絡が取れた場合は、無事を伝えるとともに、怪我や家の被害状況を伝え、自宅にとどまるのか避難所に行くかを伝えましょう

この時に不安で、避難するかどうかの判断をパパや親に聞いてしまいそうになるかもしれません。

しかし、家や子どもの状況を知っているのはあなたです。

電話での連絡がつかない場合は、ラインやショートメッセージで伝えましょう。

「自分たちは無事です。」

「家にいるので、助けに来て欲しい。」

「〇〇に避難しています。」

と必要なことをしっかり伝えましょう。

パンダック

電話やメールがつながりにくい場合は。【災害用伝言ダイヤル】を利用して!
局番なしの171で使えるよ。
普段から、もしもの時には利用することを夫婦で話しておいてね。

6.避難準備

自宅に残る決断をしたとしても、その後の被災状況で、避難しなければならなくなる可能性があるので、避難の準備は行ってください。

防災リュックを用意しているなら、その荷物を持ちましょう。

子どもの連れての避難では、防災パンフレットにのっているようなものを全て持っていくことは絶対にできません。

赤ちゃんがいる場合は、赤ちゃんを抱っこして避難になるので、防災バックの中身は厳選しておく必要があります。

赤ちゃんでなくても、抱っこする可能性がある年齢の場合も同様に厳選の必要があります。

備蓄している食料や水を持っていくのは、現実として不可能なので最低限の量にし、後で取りに来てもらえるようにだけしておきましょう。

パンダック

いろいろ持っていきたくなるタイプの人もいるかもしれないけど、子どもとの避難では荷物が多いとそれだけ危険が増えてしまうよ。
安全に避難することを最優先にしてね!

荷物の準備が終わったら、水分補給は必ずしておきましょう。

小さなお子さんはトイレも済ませておきましょう。

パパや家族の助けを待つ場合は、今一度子どもと安全に避難するために話をしたり、赤ちゃんの場合は授乳をしておくことも重要です。

何もしないで待つと不安がどんどん募ってしまいます。

子どもの不安を取り除くとともに、子どもと共に自分の不安も包んでもらってください。

最後に

大きな揺れが起きたらとにかく身を守る

を鉄則にしてください。

揺れがおさまってからの行動は、子どもの年齢、自宅の状況などなど、状況によって判断していく必要があります。

赤ちゃんや自分で判断できない子どもがいる中での避難はかなり困難です。

ただ、守ってあげられるのはあなたしかいません。

ママも恐怖の中ではありますが、何より大切な命を守るために勇気を出して行動してください。

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