春から小学生でケガせずに過ごせるか不安だわ
保育園幼稚園と違い、小学生になると登下校など今までパパママが付き添っていた時間が減り、子どもだけでの時間が増えることになります。
パパママとしては、不安なことが増えますよね。
今回はそんなパパママに向けて、新小学生になる子供に教えておいて欲しいことを説明していきます。
すでに小学生になっている子どものパパママも見返して参考にしてください。
小学生になる前に絶対して欲しい3つのこと
子供と一緒に登下校の下見
入学する前に、登下校の時間に子供と一緒に通学路を歩いてください。
一緒に歩きながら、通学路にブロック塀などの倒壊の危険があるものを見つけたら、地震がきた時は近寄らないようにするなど、危険箇所を把握するとともに、子供にどうするのがいいのかを伝えていきましょう。
災害への対策と一緒に交通事故も防ぐように話してください。
- 登下校の時間帯の通学路の交通量
- 車から子供が死角になるような危険箇所
- 車がスピードを出しやすそうな道
これらのことを気にして歩いてください。
大切なことは子供目線で危険を見てあげることだよ。
車の運転手から子供はどう見えるのかといった視点で見てあげてね。
交通事故だけではなく、狭い路地や人があまりいない道などは不審者の心配もあるので合わせて見ておくといいでしょう。
また、子供は寄り道してしまうことも忘れてはいけません。
通学路の途中にここは道を変えて帰る可能性があるまで見ておくとなおさら安心です。
ただ、寄り道はしないように一緒に歩いてる時にしっかり話はしておくようにしておいてください。
警視庁の子供の交通人身事故発生状況(令和4年中)によると下記のように小学生の事故が非常に多く起こっています。特に資料から男の子にはしっかり危険を教える必要があります。
家族との連絡手段を話しておく
もし家族が離れている時に、災害が発生した場合、連絡方法をどうするのか話し合っておいてください。
子供に携帯電話を持たせているなら携帯電話ですぐ連絡するように約束しておきましょう。
電話がつながりにくい場合は、【災害用伝言ダイヤル(171番)】で家族に音声でメッセージを残すことができます。
なかなか使う機会がない番号ですが、NTTが体験利用できる日を用意してくれています。
体験利用提供日
- 毎月1日、15日
- 1月1日〜1月3日
- 8月30日9:00〜9月5日17:00(防災週間)
- 1月15日9:00〜1月21日17:00(防災とボランティア週間)
過去の災害現場でも、通話はできなくても、ショートメールなどは通じたというケースは多くあります。
他にも災害用伝言板も、各種通信会社(ドコモ等)であるので、家族で使用しているスマートフォンで確認してください。
子供が携帯を持っていない、使えない場合もあります。
ランドセルや習い事のバックなどに家族と連絡が取れるように、連絡先のメモを入れておいてあげましょう。
最近見る機会は減ってるけど、公衆電話の使い方を子供に教えておくのもおすすめするよ。
一度も使ったことがないと使えないから練習してみてほしいな。
緊急連絡カード作成
子供が携帯電話を持っていなかったり、持っていても持っていくのを忘れたり、充電が切れていることもあるかもしれません。
日頃は番号も覚えている子もいるかもしれません。
しかし、災害時はいつもと違う精神状態なためうまく思い出せないこともあります。
また、急な病気の時とかだと、携帯を持っていても本人以外ロックを解除できない場合もあるので、緊急連絡カードを作っておきましょう。
緊急連絡カードには災害時以外、迷子になった時や事故にあった時などでも役に立ちます。
緊急連絡カードを作るメリット
- パパママの電話番号がわかる
- かかりつけの病院や持病が分かる
- 迷子札の役目にもなる
万が一救急車で運ばれるような時、親の電話番号が分かると救急隊は非常に助かるよ。
その他、持病やかかりつけも分かれば、病院を選ぶのも早く行えるよ。
緊急連絡カードを作るときは、子供と一緒に作りましょう。
これは大切なものなんだよと説明しながら作ることで、もしもの時に思い出してくれるようになりますし、無くさないようにもなります。
自分で作ったもので、お気に入りの定期入れのようなものに入れてあげれば愛着も湧いて大切にしてくれるはずです。
住所も記載してほしいですが、防犯上のことも考えると記載は地域性に合わせてするのがいいでしょう。
個人情報を持ち歩くことにはなるから、なくさないように子供にしっかり教えてあげてね。
防犯も事故も災害対策も親子関係をよくしておくことも大切です。
パパママを心配させたくないという気持ちは、自然と危険な行為を避ける意識を芽生えさせます。
ただそれでも、大人では予想できないことをする場合もあります。
日頃から話をすることがもしもの時に助けになります。
親と離れている時に災害が起きた時の約束事
地震や豪雨などの災害が起きた時、何も話してなければ子供はどうしていいか分からず、パニックになってしまいます。
まだ危機管理能力が低く、危険箇所も分からず、思わぬケガをしてしまうこともあるかもしれません。
約束をしておくことで、災害時にパニックにはなっても、これをしなきゃと行動してくれます。
ケガ等も防ぐ必要がありますが、それと同時にどこに避難しておくのかも知っておかなければ、災害で危険な中、子供を探し回ることになる恐れもあります。
事前にいくつかの約束事を決めておくことは非常に大切です。
地震が起きた場合の約束事
地震が起きた時に、必ず約束事としておくことは頭を守ることです。
学校であれば、机の下に隠れて頭を守る。
登下校中であれば、ランドセルで頭を守ることを伝えましょう。
学校であれば先生の指示に従うことになるので、登下校中に起こった場合を中心に約束事を決めてください。
登下校中に難しいことは、【家にそのまま帰るか、学校に戻るか】です。
住んでいる地域の危険性を考えて、ここまでなら学校に戻る、ここまでなら家まで帰るというのを事前に話しておきましょう。
そしてその際に、登下校の道に危険箇所があるなら、ここは通らないようにしようと言ったことも一緒に話しておくとより安全です。
大雨の場合の約束事
豪雨が起こった時に必ず約束しておくことは、川や用水の近くを通らないようにすることです。
ハザードマップを親子で確認しておくことも大事です。
この辺りは危ないんだよと教えてあげておくことは非常に重要です。
地震の時と同様に、家に帰るか学校に戻るかも話しておいてください。
地域によっては地震の時と、違う避難になるところもあるかもしれないよ。
子供が混乱せず安全な方に避難できるように約束事を決めてあげてね。
通学路を守って帰るのも大事ですが、いざという時は遠回りになっても、雨で道が分からないようなところは避けるように伝えておいてください。
子どもに災害に対する意識を高める3つの方法
- 防災絵本を読み聞かせる
- 防災カルタやすごろくなどで遊ぶ
- 防災施設の見学やイベントに参加する
災害は怖いものです。だからといって災害の恐怖を植え付けることは子供にはよくありません。
体験したことがない災害に恐怖心が強いといざという時に、固まって動けなくなったり、よりパニックを起こすことになります。
防災は身近ではないので、怖い話や真面目な話では子供が興味を持つこともありません。
まずは興味をもってもらうためにも楽しく教えてください。
楽しく教えるものではないと言った意見をもらうこともあるよ。
でもね、まずは災害に対して興味をもってもらうことがなにより大事なんだ。
1•防災絵本を読み聞かせる
ただ話をするのではなく、絵本を見ることで子供が災害について想像しやすくなります。
どのように行動するかも、理解する手助けになってくれます。
恐怖心を煽ることなく、防災意識を高めていくのに絵本はおすすめです。
2•防災カルタやすごろくで遊ぶ
真面目な話や言葉ばかりでは子供は飽きてしまいます。
遊んで覚えられる防災カルタやすごろくもあるので、親子で楽しみながら災害について学ぶことができます。
親子で一緒に遊ぶことで子供だけでなくパパママも災害について再認識する機会にもなるでしょう。
3•防災体験施設の見学やイベントに参加する
全国の防災体験施設に行ってみることで、自分の住んでいる地域でどんな災害があったのか学ぶことができます。
消火器や地震体験などができる施設もあり、災害が起こった時の行動を練習することもできます。
また各地で防災のイベントを行っている場合があります。
近くのショッピングモールで大きくやっている場合や地域で防災訓練を実施していることもあります。
消防も参加していることも多く、実際に話をすることもでき、防災に興味を持つきっかけになる上に、子供が楽しめるので参加してみてください。
いろんなイベントを通じて防災意識を高められるようにしているよ。
普段できない体験も多いから、おすすめだよ。
子供用の防災バックを作る
小学生になると大人とほぼ同じグッズで揃えておけば構いません。
一つ一つパパママと一緒にどうやって使うかを確認しながら、防災バックに必要なものを入れていきましょう。
ただし、小学生になってしっかりしてきたとはいえ、まだまだ子供です。
災害が起きたときは、不安だったり怖くなることもあることは忘れてはいけません。
そのため、子供のバックには、チョコなどの甘いお菓子や、恐怖を忘れて楽しめるおもちゃなども入れておくと安心感につながります。
1次の備えとしての防災バックもですが、ちょっとしたものを備えておく0次の備えも用意できれば、より災害時に助けになります。
まとめ
地震や豪雨など災害はいつどこで起こるか分かりません。
何も対策をしていなければ、最悪の事態も考えられます。
小学生になると子供が1人の時に、災害が起こってしまえば、親としてはいてもたってもいられないことでしょう。
まだまだ幼いところもあり、助けてあげないといけないことは多いかもしれませんが、子供は大人が思っている以上の力強さもあります。
日常に防災を取り入れたり、ちょっとした防災イベントに参加してみることで、万が一の災害でも行動できるようになるのではないでしょうか。
いざというときにどう言った行動をとればいいのか?災害時に家族が離れ離れにならないためにどうしたらいいかを家族で話し合い、災害から命を守ってください。
入学前に親子で防災について考えてみてください。
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